
今回紹介する漫画「めぞん一刻」
知る人ぞ知る名作です。
高橋留美子作品の一つで、僕が一番好きな作品です。
内容はごくごくシンプルな男女二人の恋愛ストーリー。
しかし恋愛ストーリーという言葉では片づけられない程に魅力的かつ心が動かされるストーリーになっています。
目次
めぞん一刻のあらすじ

一刻館というオンボロアパートの五号室に住む五代裕作(浪人生)と管理人としてやってきた音無響子(未亡人)による恋愛ストーリー。
- 五代は失敗ばかりで何をやっても基本的に上手くいかないけど、誰よりも愚直で一生懸命という人間として最高の魅力を持っている。そして響子さん大好き。
- 響子さんは美人でスタイル抜群だが、ちょっぴりひねくれている性格の持ち主。五代の好意に気づいていながらも亡き夫の惣一郎をずっと忘れられないでいる。
この二人が紆余曲折ありながらも、互いに魅かれて合っていく様子が描かれているのですが、
いやー本当に面白いんです!!

作中に出てくる登場人物もそれぞれ独特の人間性で、皆いい味出してるんですよ。
めぞん一刻の登場人物の人間味や人情味といったら、半端ありません!
キャラクターの心理的描写を読み取ると更に面白い
特に僕がこの漫画が好きな理由なんですが、
- 登場人物の心の描写がリアル
- 人生や人間の素晴らしさを教えてくれる
- 漫画とは思えないような現実に有り得そうなストーリー構成
という感じ(^^)
本当に見る人によっては、ごくごく普通の恋愛ストーリーとしか思わないかもしれない。
でもこの作品を楽しむ最大のポイントは登場人物の心理的描写をしっかり読み取るところにあります。

一巻だけでも読んでみたらハマるかもしれません。
めぞん一刻の最大の見どころ

ここからは多少ネタバレになるかもしれないので、見たくない方はそっと閉じてください。。
でもそこまで重要なネタバレは書くつもりはないので、やっぱり見てほしいかも。。
なんといっても最大の見どころは二人の心理的描写。

- ライバルが現れたり
- お互いに気持ちがすれ違ったり
- 魅かれ合っているのに素直になれなかったり
お互いに言いたいことがあるのに、直接本音が言えずに、気持ちがすれ違う場面が多くあります。
上手くいかない二人の関係性に思わず、
「素直になれよ!」
と言いたくなるところですが、
この人間っぽいキャラクター描写がめぞん一刻の最高の見どころなのです。
名シーン名ゼリフがてんこ盛り
特にクライマックスに近づくにつれて、名シーンや名ゼリフが多発します。

特に、
(皆の声「文字伏せんなや」)
上記3つの名シーン1億パーセント泣きます。
ぜひ読んで心を潤して欲しい。
めぞん一刻が僕に教えてくれたこと


その中でも、主人公の五代の生き方には胸打たれるものがありました。
五代の人生は本当に波乱万丈です。
響子さんと出会った時は、浪人生。
その後大学へ合格するも就職浪人。
そしてキャバレーでバイトしたり、保育園でバイトしたり。
その保育園もクビになったり。。。
(結構ネタバレしちゃいました。すいません!)
主人公の人生は現実に有り得そうな生き方
はたから見たら五代の人生は褒められたような人生ではないかもしれない。
五代自身も無様に生きる自分を響子さんに見せるのが嫌で、二人の関係はより一層ギクシャクしていくんですよね。
ぶっちゃけ五代のどん底あたりのシーンはなかなか辛いです。

でも愚直で真面目で一生懸命の五代は、そのどん底を乗り越えて、
そして最高で最強で最高なクライマックスを迎えます。

笑顔に溢れる、最高に幸せそうなクライマックスを迎えるんです。
壮絶などん底を経験した五代だったけど、最後は本当に幸せそうだった。
めぞん一刻で学んだ人生の価値
この時に思ったんですよね僕は。
- どん底とか苦労とかは全く人生のマイナスではない
- どん底があったから人は成長できる
ということを。
そして自分の人生の価値は、決して他人が計れるモノではなく、自分で作り上げていくモノなんだと。

あーこのブログ書いてるだけでもウルウルしてきた。笑
めぞん一刻に会えて、、
本当に良かった!
まとめ:めぞん一刻は絶対読んだ方が良い

今回はネタバレを極力しないように、めぞん一刻を語らせていただきました。
いやーしかし語り足りない!!
もっと伝えたい事がたくさんあります。
でも少しはめぞん一刻の面白さを伝える事は出来たかなと思っています。
読んだこともある人も、読んだこと無い人も、
ぜひ登場人物の心理的描写を読み解きながら楽しんでください。
あとは五代と響子さんの人生観に注目するのもめぞん一刻を楽しむコツです。
絶対にハマっちゃう事間違い無しです!
それでは僕のめぞん愛を語るのはここまでにしようと思います!
バイチャ(^^)/
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